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 平成26年度留学生予備教育について

 日韓共同理工系学部留学生事業によって広島大学に入学する韓国留学生のための入学前予備教育(理科)に、平成23年度から講師を派遣しています。本年度も、10月から12月の期間に、数学、物理、化学、生物の理系4科目が開講(各科目とも週190分で10回の講義)され、広大マスターズは数学(今岡光範会員)と化学(谷本能文会員+平田敏文会員)を担当する予定です。

この理科予備教育の目的は、留学生が入学後、それぞれの専攻の専門科目の講義を受ける際に困らないように、理科の学力(日本の高校レベル)と日本語力(学術用語や表現)を身につけることにあります。一般的に、韓国の理科教育は内容・質ともに日本の高校教育とほとんど同じであり、留学生の理科の学力は極めて高いので、理科科目の内容面での予備教育はほとんど不要です。そこで、理科予備教育では、日本語の学術用語や表現について解説し、さらに最新の科学のトピックなども紹介して、留学生が将来の進路に対するモチベーションを高めてもらいたいと思っている。(平田敏文記)。