ピタゴラスとジャズ(小方 厚)
ジャズは即興音楽ですが、集団で演奏するためには最低限のルールは必要です。標準的なルールは「コード進行」で、その源はギリシャ時代 (あの三平方の定理の) ピタゴラスにあるのです。コード進行に基づくジャズのしくみと、その根底にある音楽のしくみを、音楽と映像とともに考えます。
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東広島市の大地(沖村雄二)
この講座では、高屋町地域に源流が求められるだけでなく(現在は並滝寺池付近)、酒都西条の水とは切っても切れない関係にある、黒瀬川流域の大地の成り立ちを探ってみようと思います。かつては“西条湖成層”といわれた「西条層」ですが、今は湖ではなくて“古黒瀬川”がつくった河川成の地層だと考えられています。冷涼期と温暖期がくりかえされた50~70万年前、川がつくった地層の特徴について露頭を調べ(地表地質)、350本におよぶボーリング資料をまとめ(地下地質)たりして、岩石や化石の標本と多くの映像をつかってお話します。踏みしめている大地の特徴を知ることが、自然環境の保全を考える基礎になることを一緒に勉強しましょう。
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美術と生活(金田 晋)
芸術はたのしい。生活の中での、異国への旅のようなものです。東広島市立美術館は,日本近代の版画収集にかけては、全国的に評価が高い。会場で、展示作品に囲まれながら、作品の由来、内容について解説します。
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磁石のふしぎ(谷本能文)
紀元前十数世紀の中国で天然の磁石が発見されたといわれています。以来、ひとと磁石の間にはなが~い歴史があります。本講座では、ひとと磁石との関わりの歴史の一端に触れるとともに、磁気浮上・リニアモーターカーなど磁場にかかわる最新の話題を、簡単な化学実験やビデオを交えて、紹介したいと思っています。
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私の国際交流体験(谷本能文)
講師はこれまでアメリカ留学や、中国の研究者との交流、ロシアの研究者等との交流などを行ってきた。このような海外での体験を基に、国際理解とは何か考えてきたことを紹介したい。
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身の回りの科学(全5回)(谷本能文)
自然現象は、ある決まったルール(物理的な原理・法則)により、理解・説明される。本講座では、日常生活で観られる簡単な物理現象は物理学的にどのように説明されるか、いくつかの具体的な例について紹介する。
第1回 物理・化学の基礎知識
第2回 100℃のサウナに入ることができるか?(熱とは?)
第3回 シャボン玉がニジ色に見えるのはなぜか?(光の性質―幾何光学)
第4回 電子レンジをつかうとなぜ食べ物は暖かくなるか?(電磁波の性質)
第5回 くもらない鏡の仕組みは?(光化学反応)
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水産物最近の話題(中川平介)
最近話題になっている水産物の状況を解説します。
1.流通・消費の現状
2.放流・養殖の問題点
3.海外の水産事情
4.最近の話題(マグロ,クジラ,安心・安全,エチゼンクラゲ,生態系、三倍体など)
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世界の美術紀行(難波平人)
画家として世界の集落、都市、遺跡などを取材したものの中から(40カ国から選抜)、魅力的なところを紹介し、その土地から生み出された美術作品等をスライド、ビデオで解説します。なお、有名な世界遺産等の紹介も多く、自己の制作した作品、スケッチ等の紹介も行い、自然と人間、歴史と文化、風土と芸術作品等を考察します。
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世界のなかのフランス語(原野 昇)
1.世界の国々のなかで,フランス語を公用語としている国(フランス語圏),フランスの海外県,海外領土について紹介します。
2.フランス語はラテン語が少しずつ変化してできた言語です。フランス語がどのようにしてできたのかその起こりと,フランス語と兄弟の言語(イタリア語,スペイン語,ポルトガル語,ルーマニア語など)について概観します。
3.フランスの少数話者言語を紹介し,多言語国家フランスを認識します。
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香りの科学(平田敏文)
1.生き物にとって「香り」とはなにか?-香りによる情報伝達-
2.「香り」と人間とのかかわりあい-香りの文化と歴史-
3.植物の「香り」-香りの化学-
4.「香り」はどのように利用されているか?-香料,食品フレーバー,アロマセラピー-
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生物多様性と環境問題(山本義雄)
1.生物多様性の問題は地球環境問題と密接に関連している。
2.生物多様性はなぜ重要なのか。
3.生物多様性とは何なのか。
4.遺伝的多様性とどう違うのか。
5.多様性の程度をどのようにして量るのか。
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ウォーキングと転倒回避の実践運動科学講座(渡部和彦)
ウォーキング・健康体操の新しい情報と実践方法の紹介。
ウォーキング(ポールウォーク含む)を実践する際の適切な、「時間」、「強度」、「頻度」を紹介します。全身持久力の向上とともに、適正な体重を得る方法を学びます。
また、バランス機能向上と転倒回避の自己訓練法を具体的に学びます。
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