Hiroshima University Masters

広島大学マスターズ

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広島大学マスターズ設立総会報告

平成18122日(土)1430分から1630分まで、 広島大学学士会館「ラ・ボエーム」で開催された。
 会員は総数54名。顧問2名、正会員45名、協力会員5名。設立総会出席者30名。
 発起人代表金田晉の挨拶につづいて、蔵田義雄東広島市長と牟田泰三広島大学長が期待と激励の祝辞を述べられた。

 1.議事に入り、本会設立に至る経過報告の後、発起人会で承認された会則案が審議され、承認された。
 2.役員の選出について。会則第5条1に基づき、以下の役員が選出された。
   顧   問 蔵田義雄東広島市長、牟田泰三広島大学長
   代表幹事 金田 晉(元総合科学部)
   幹   事 安藤忠男(元生物生産学部)、黒川正流(元総合科学部)、
         菅川健二(法学部)、山本義雄(元生物生産学部) 各氏
 3.本会ロゴが決定された。制作者難波平人氏(元教育学部)から制作意図の説明があった。
   マスターズのロゴについて
 4.そのあと、以下の題で先行活動報告が行われた。

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 a)西村清巳氏(元教育学部)

 「NPO設立の志−七塚原自然体験センターの運 営−」
 かつての県営の七塚原青年の家を引き取って、 NPO七塚原自然体験活動研究センターを設立して、 今年で3年目を迎える。小学生から大人まで多 彩な企画を毎月のように実施し、自然と共感し、 働き、発見し、作物を生産し、食することの楽しさを体験する活動をつづけてきた。 反響が徐々に大きくなり、「高原の家」への宿泊客は毎年増えている。 地域の人々と共同作業を行ってゆくには、「大学教授であったことの肩書きを捨てよ」の心構えが出発である。

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西村清巳氏

b)沖村雄二氏(元理学部)
 「東広島市自然研究会の歩み−東広島の自然誌−」

 もと古生物学を専攻していたが、1991年に発足した同研究会を引き継いで、今日に至る。 継続的に研究会活動をしてきた。特に会長に就任して以来、会独自の調査研究に力を入れ、 その中から、西条の地層は湖成層ではなく、河川で作られたものであること、 西条の酒のもとになる龍王山の名水は流紋岩地帯を通過して生まれるのではなく、 南麓の半尾川の扇状地の堆積層から生まれたことなどを明らかにしてきた。 現在「東広島の自然誌」にまとめる努力をしている。

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沖村雄二氏
5.以上の報告の後、出席者の懇談の時間を経て、1630分、 西川恭治氏(元理学部)からの本会への檄をいただき、無事閉会した。 終始なごやかな会であり、よき門出を誓い合う一日でありました。
 6.設立総会は、マスメディアでも画期的な知的集団として、 大きな期待をもって取り上げられた。 だが私たちの年代にとっていちばん大切なことは無理をしないこと、 他人の論理に振り回されないこと。 お互いが顔を合わせ、その親睦の輪を大事にしながら、 意見を出し合い、しかも将来を見据えた大胆な企画を実施してゆきたい。(文責 金田 晋)
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