広大マスターズ2014(平成26)年度平和科目
前期: 平和と人間A-環境と生物の未来へ-
この科目は、主に自然科学系にウェイトをおく。人口増加、物質の偏在、食糧の不足、環境の劣化の諸困難にいかに立ち向かうか。環境破壊の克服、新エネルギーの模索、バイオテクノロジー、国際政治、貧困等、真の意味での生物多様性の社会を考える。
<講義目次>
(1)ガイダンス 授業の狙いと講師の紹介(松田治男)
(2)21世紀に求められる科学技術(松田治男)
(3)広島で被爆して平和を考える(植木研介、広島大学マスターズ広島)
(4)広島投下の原子爆弾の構造・威力・被害と放射線障害(松田正典)
(5)松原美代子さんからの平和メッセージ(三浦省五)
(6)地球環境の変貌(安藤忠男)
(7)30年後の地球環境(安藤忠男)
(8)生物多様性(山本義雄)
(9)環境と再生可能エネルギー(鈴木寛一)
(10)バイオテクノロジーと食の安全(池上晋)
(11)平和と科学技術―豊かな生活を求めて(平田敏文)
(12)平和と科学技術―次世代バイオテクノロジー(平田敏文)
(13)平和と国際政治(岩田賢司)
(14)現代哲学と平和(金田晉)
(15)貧困・感染症・国際協力(松田治男)
後期: 平和と人間B-人間と文化の未来へ-
この科目は主に倫理、文化、教育の方面にウェイトをおく。近代科学と産業はめまぐるしく発達する一方で、科学、技術を使用する人間のモラル(倫理意識)が問われている。人びとは国家の論理に翻弄されながら自らの生き方を問い、相手国に住んでその苦難を経験し、なお平和の生活を切望している。また芸術やスポーツをはじめ政治や貧困の理解を通して、国境を超えた人びとの連帯を考える。
<講義目次>
(1)ガイダンス 授業の狙いと講師の紹介(松田治男)
(2)21世紀に求められる科学技術(松田治男・元生物圏科学研究科)
(3)広島で被爆して平和を考える(植木研介、広島大学マスターズ広島)
(4)広島投下の原子爆弾の構造・威力・被害と放射線障害(松田正典)
(5)松原美代子さんからの平和のメッセージ(三浦省五)
(6)環境から見た人類の生長とその限界(安藤忠男)
(7)バイオテクノロジーと食の安全(池上晋)
(8)バイオテクノロジーと生物多様性(池上晋)
(9)現代哲学と平和(金田晉)
(10)戦争と記憶—比治山に眠るフランス兵士(原野 昇)
(11)日系アメリカ人をめぐる戦争と和解(山代宏道)
(12)平和とスポーツの祭典とオリンピック(渡部和彦)
(13)平和と美術(難波平人)
(14)平和と国際政治(岩田賢司)
(15)貧困・感染症・国際協力(松田治男)